ヒートショック

ヒートショック

(リフォーム産業新聞記事引用)

高齢者に危険な温度低下

1年間に1万7000人がヒートショックに関連した入浴中急死した全体では1年間に1万7000人がヒートショックに関連した入浴中急死したと推定される。

家族が順に入浴をする際には、間隔を空けると浴室の温度が下がってしまう。寒い季節の浴室の温度低下は、ヒートショック事故の原因となる。特に高齢者にとっては非常に危険だ。

浴室の温度低下を防ぐのが、断熱浴室だ。天井、壁、床とユニットバス全体を断熱材で包み込む仕様のことだ。


浴室の熱を長時間保つ断熱仕様

クリナップの断熱浴室面材で保温材を挟み、浴室全体を覆った構造。

この浴室では、入浴後30分経っても浴室内は暖かいまま。一例では、4時間後でも温度低下は約2.5℃に抑えられる。

ユニットバスの天井と壁には、厚さ2.5cm前後の断熱材を使用。床の裏面の断熱材は1.5cm~8cm前後とメーカーにより厚みがさまざまだ。床下からの冷気を遮断する気密パッキンを入れたものもある。

浴室全体の断熱が標準仕様かオプションかは、メーカーやシリーズにより異なるので、確認が必要だ。天井、壁、床の断熱材の他、断熱浴槽や断熱風呂フタ、断熱窓をそれぞれ選ぶ場合もある。

パナソニック、床下から対流する冷気を気密パッキンで遮断する断熱材断熱材に加え、床下から対流する冷気を気密パッキンで遮断するものも登場


年間死者1万7千人と推定

断熱浴槽ではお湯がさめにくい クリナップ断熱された浴室では、バスタブの湯温低下も緩やか。
40℃の湯が4時間後にも37.5℃を保つ(外気温10℃、3/4坪の場合)

急激な温度変化により血圧が急上昇し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす原因となるヒートショック。入浴中の急激な血圧の変動で失神し、溺れて死亡するケースも後を絶たない。年間推計約1万7000人が、ヒートショックに関連した入浴中の死亡事故に見舞われている。

外気との温度差が大きくなる冬には、ヒートショックが多く発生する。浴室に入った際にブルっと身震いするのは大変危険だ。

ヒートショックを未然に防げるのも、断熱浴室の大きな特徴だ。暖かな部屋と浴室の温度差をなくし、体に負担をかけず安心して入浴を楽しめる。


浴室リフォーム時に検討を

ユニットバス設置後に、浴室全体の断熱材を追加することは不可能だ。断熱浴室へのリフォームは、ユニットバス交換のタイミングで検討するのが望ましい。

~ここまで引用~

高齢者に浴室の事故はよく聞く話ですが、年間1万7千人も亡くなっているんですね。

ユニットバスの打ち合わせの際は、安心して使用して頂く為に、手摺りや段差解消だけでなく断熱のお話も重要ですね。

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